◆ナイトメア~引っ越し~【ホラー短編】

救急車が見えなくなるまでその姿を目で追っていた私は、不意に周りの状況がおかしいことに気がついた。


日曜日の社宅の昼下がり。


当たり前と言えば当たり前だが、救急車が来たことで物見高い野次馬が集まっていた。


数人の主婦らしきグループが、私の方をチラチラ見ながらひそひそ話しをしている。


部屋からは出て来ないが、窓を開けて盗み見ている者もいる。


その全員が、私と目が会うと、気まずげに視線を外して行ってしまう。


なに?

何だか、避けられてる?


そんな気がした。

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