君との距離は1メートル 【完】


「そこの隅に横にしてお願いします!」


と、ベッドを置いてもらったのはベランダから近くて窓が上についてる場所。


これなら太陽が差し込んでいつも起きれない私も起きれると思ったからだ。








それからは従業員の人が何往復かして私の部屋に段ボールをいくつも置いて行った。

凄い往復してたけど…私そんなに私物多いかな…?


また後で整理するか…。


引越し前にも整理したはずなのにまた整理しなくてはいけないとは、どれだけ片付けられないんだろう。私は…



下や他の部屋はまだやってるようなので、とりあえず自分の部屋の整理だ。


ベッドの横にある何もないすっからかんの机にまずは「教科書」と書いてある段ボールから新しく使う教科書を並べる。


意外と重いんだけど?!



割と大量にある教科書やノートなどを上に並べて次は「筆記用具、机その他」の段ボールを開ける。


段ボール2つ目だけど、かなり疲れた…。

恐る恐る振り向くとまだ開けられてない段ボールが、ひぃ、ふぅ、みぃ…


数えたくない。数えたくない。


くるっとまた前を向いて筆記用具などを並べる作業に専念した。
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