太陽と月。《短編》
『てかさ、優翔とクラス離れたじゃん。
それで落ち込んでんじゃないのかあ?』
『余計なお世話ですー!』
『そうだよな、ごめんごめんっ』
思いがけず忘れようとしてたこと言われて
また笑顔が引きつった。
『なーに、心配すんなって。
優翔信じろよ!
ま、もし別れたら俺が慰めてやっから!』
『ん…
ありがと!!』
『お、やっと明るくなった。
それでこそお前だな』
遥真には助けられてばっかりだ。
いつも辛いこと忘れさせてくれたり
良い友達を持ったと思う。