自動車学校の夏
2日目
 次のΘ。ケータイのアラームで、セサミストレートがなって、目をさます。
 目をこすって、やっと、自分がどこにいるか思いだした。

「香川やあー。」
あくびと一緒にこう言ってみた。


 今Θの教習は朝からで、また実習だ。座学は実習から少し時間をおいて、のぞみと一緒にうける。のぞみは朝の実習はなく、座学が朝イチの授業になるらしぃから、まだ寝ている。


 まだ涼しい朝方の空気が流れる中、てくてくと教習所へ向かう。
 入り口に来て、思うこと。
“なんで北極グマの剥製やねんッ!”



 事務所一旦足を運び、まだひと気のないロビーで名前を呼ばれるのを待っていた。
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