今年の夏休み
「ま、飲め!」
「でもまだ僕、15ですし」
「なにぃ~?俺の酒が飲めないっつうのか?」
「いやいや、そういう訳じゃないんスけど…」
「じゃ~飲めっ!!」
「ってか高校生がこんなトコ来てていいんスかね…?」
バイト初日が終わり、歓迎会をしてやる!と店長とバイトの大学生が盛り上がり
居酒屋に連れていかれた。
歓迎会、という飲むきっかけが欲しかったのだろう。
「富永ワタルだからワタルでいいよな」
「ウッス」
仕事は体力勝負!でややキツかったけど、一緒に働く人はいい人達そうだ。
みんな体育会系のちょっと強引なところはあるけど
感じいい人達ばかりだ。
俺は、おとなしく烏龍茶を飲みながら、
明らかに冷凍食品だと判る唐揚げやコロッケなどの揚げ物をつつく。
リカーショップに勤めているだけあり
みんな酒好きのようだった。
どんどん早いピッチでアルコールが摂取されていく。
「よし!ワタルをキャバクラに連れてくぞ!」
「お~!」
いや、いいっスよ、そんな、なんて俺の言葉は無視され
あれよあれよという間に、目のやり場に困る格好をした女性に囲まれて
俺はウィスキーの水割りが入ったグラスを持たされていた。
「でもまだ僕、15ですし」
「なにぃ~?俺の酒が飲めないっつうのか?」
「いやいや、そういう訳じゃないんスけど…」
「じゃ~飲めっ!!」
「ってか高校生がこんなトコ来てていいんスかね…?」
バイト初日が終わり、歓迎会をしてやる!と店長とバイトの大学生が盛り上がり
居酒屋に連れていかれた。
歓迎会、という飲むきっかけが欲しかったのだろう。
「富永ワタルだからワタルでいいよな」
「ウッス」
仕事は体力勝負!でややキツかったけど、一緒に働く人はいい人達そうだ。
みんな体育会系のちょっと強引なところはあるけど
感じいい人達ばかりだ。
俺は、おとなしく烏龍茶を飲みながら、
明らかに冷凍食品だと判る唐揚げやコロッケなどの揚げ物をつつく。
リカーショップに勤めているだけあり
みんな酒好きのようだった。
どんどん早いピッチでアルコールが摂取されていく。
「よし!ワタルをキャバクラに連れてくぞ!」
「お~!」
いや、いいっスよ、そんな、なんて俺の言葉は無視され
あれよあれよという間に、目のやり場に困る格好をした女性に囲まれて
俺はウィスキーの水割りが入ったグラスを持たされていた。