17歳の遺書
『カンファレンスがあるみたいだから行ってもいい?』
白衣に手を突っ込んだ先生が聞く。

あ、わざわざごめん。ありがとね
気持ちは押し殺し答える。

『そう、またなにかあったら呼んでね』

分かった。
うん。わかってる。
気持ちと声が重なる。

多分美帆に相談しても、悠希に相談しても、俺の気持ちを1番に考えてくれる。



.............だけど、それじゃだめだ。2人にとって1番にいい選択をしなきゃ。

どうしよう。どうしよう。




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