17歳の遺書
やっと扉までたどり着いた。
......ガラガラ
扉を開ける。



『どうしたの?』
..... よかった、いた。

ちょっと報告に来た。
なに?とこっちを向く先生。
座りなよ、というので丸い椅子に座る。






そして、手をいじりながら言う。
『俺、手術受けるから。』

なるべく顔をみないようにして、、、
気持ちを隠しこんで、伝える。



『そっか。分かった、、
ならこの紙にサインしてくれる?』
そういって紙を取り出す先生。
その紙にはよく分からない言葉がたくさん書いてあった。ゆっくりと読んでいく。

手術中の死を、、、、、




この1文がやけに目に入ってくる。
不安で胸がいっぱいになる。


それでも決めたことだから、自分に言い聞かせ、患者と書いてあるところにサインをする。
すでに、保護者というところと、主治医というところには先生の名前がサインしてあった。


『よし、ありがとね。また詳しいことは説明するね。なら、もうそろそろ行かないといけないから、ごめんね。』
パタパタと聞こえる足音、
...先生来て下さいっ!



緊迫した空気がこちらにまで伝わってくる。

『分かった、すぐ行く。』
きりっとした先生の顔が、すごくかっこよかった。



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