秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
気が付くと天井が見えた。
左腕に違和感を感じ顔を左に傾けると、点滴中だった。



ここは…病院?



「美優!目覚めたか?」


病室に入って来た光城が慌ててベッドの傍に駆け寄って来た。



「学校は?」


「今終わって走って病院に来た所」


光城の言う通り、息が荒く肩が上がっている。


「そっか…ごめんね」


「別に!俺も救急車乗って担任と一緒に来たんだけど、病状落ち着いたから学校に戻されたんだ。本当は傍に付いててやりたかったけど…」


心配かけさせて、怒鳴られるかと思ったけど…怖いぐらい優しい…。



「…あのさ私の何で倒れたの?」



「あっ…あぁ…」




思わず生唾を飲み込む。






「栄養失調」






はっ?



えっ…栄養失調…?




「マジ?」


「マジ…後貧血も」


「そっかぁ…」



私は緊張の糸が取れたせいか、自然に笑みがこぼれた。





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