秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択！？〜

授業が終わり、校門に出ると数人のマスコミが私を待ち構えていた。




「美優さん！今回の報道について一言お願いします」

「あの記事に書かれている事は事実ですか？」


「お二人はどんな関係なんですか？」



次々に繰り出される質問に圧倒されていると、美恵子が私の手を握り走り出した。





「しつこいなー！もう…」


「美恵子…」








しばらく走って肩で息をしていると、私の携帯が鳴る。




「…はい」


「美優？」


「光城…」


「大丈夫か？マスコミとかに騒がれて大変だろ？」



光城のいつもの変わらない声に安心して涙が零れた。


美恵子は私の頭を撫でてくれる。



「だっ…いじょうぶ…」


「泣いてんの？」


「泣いっ…て…なんか…ない…」



バレバレの嘘で泣いてる事を知られてしまい、少し恥ずかしがってしまう。



「…ゴメンな。こんな時に俺だけ雲隠れみたいになってて……社長に今度発売せるアルバムの宣伝しろって言われてしばらく雑誌のインタビューとかの仕事させられるから学校行けねぇんだ」






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