秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
昨日名古屋に帰ってから正司を家に呼んだ。



「…んで?話って何?」


「あのさ、俺ロックバンドしてんだけど今度メジャーデビューする事になったんだよ…。一応お前仲良いし話しておこうと思ってさ」


正司はかなり驚いている様子。



「全然知らなかったんだけど!!凄すぎてビックリしたし。売れたらサインくれよな!」



…売れたらかよ…。

まぁ、良いや。



「分かったよ!あとまだあるんだけど…」


俺が言いかけようとした時正司の意外な言葉が遮った。



「美優ちゃんの事好きなんだろ?」



「はっ?何で知ってんの?」


俺は正司をマジマジと見る。



「バレバレだろ…。毎回俺が美優ちゃんにチョッカイかけると光城が止めに入るし…」



「マジか…」



「俺、もう潮時だと思ってた所だし、お前が美優ちゃんのと付き合うなら諦めつくよ!俺よりカッコイイしな」


俯いた顔で正司は言った。


「…ってか今日から付き合ってんだよ」


俺は言いにくそうに話すと正司は笑ってごかしていた。



ズット前から美優の事好きだっのに―…ごめんな、正司。




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