『土方大明神』


「………それで肝試し大会なんだ――。」


クスクスとぷっくりと可愛らしい口の端をあげて笑うその様子になんだか俺が知ってる近藤珠希じゃない…気がして無性にモヤッ…とした。


「別に…行きたくないならいいんだ!!

俺だって神様だの化け物だのほら信じないしさ!!」



近藤珠希の足元につまれた鏡餅みたいな石が非常に勘に触りつつ横目で蔑んだ。


「――いいよ……。

言っても……!!


伝言…伝えてくれたお礼に……!!」



そんな俺にまたクスリと笑うと足元の鏡餅みたいな石に手を合わせる近藤珠希の背中をみつめる。
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