厄介なkissを、きみと

だから、教えてほしかったの。


このキスの意味を。

私の納得がいくような、ちゃんとした理由を知りたかったの。


「………しょ、…へ……」


ふたりの息が混じり合う、その間をすり抜けるように翔平の名前を呼んだ。


胸が苦しい。


名前のつけようがない、そんな熱いものが胸を締めつける。


このキスが止んだとき、私はどんな顔をして翔平を見ればいいの。


翔平は、どんな顔をして私を見るの。

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