フェイント王子たち
「あ〜、実は…」
うっ、そんな真っ直ぐな瞳で次の言葉を待って見つめられたら…なんか申し訳なくなるよ…。
「…」
うっ、急かすこともなく、ずっと待ってる。もう言うしかないっ。
「…この前、ここに来た日、実は…康二にフラれたんです」
「え?」
キョトンとしちゃってる。そりゃそうなるよね、『結婚するんです』ってここでも散々言い倒して『おめでとうっ!』って皆さんに乾杯してもらったりもしちゃったもんね…。