フェイント王子たち

はぁ…、嫌なこと思い出しちゃった…。
ん?なんか、いい臭いしてきた。
マスターが奥から両手にチャーハンを乗せたお皿を持って現れて、

「はい、お待たせ」

と、言うと、皿の一つを私の前に置いてくれた。

「うわ〜、美味しそう」

明太子チャーハンにふんわり卵が乗って、彩りの刻みパセリがさらに食欲をそそっちゃうっ。って、あれ?食べていいのかな?

「どうしたの?食べないの?」

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