甘い言葉がほしくて
運命の恋

夏佳side

私は、その時知らなかった。
貴方の言葉、行動の全てに愛が隠されていることを…。
ずっと思ってた…私は愛されていないと。
貴方は私なんて見ていないと。
両思いだと言われても、不安で不安で仕方なかった。自分に自信がなかったからかもしれない。だけど、私達はとても小さいけれど、とても甘く、そしてとても可愛い恋をしたね。

私も貴方も、まだまだ未熟で、お互いどうすれば良いのかわからなかった。

そして、ただ涙を流したね…。
悔し涙か悲し涙かはわからないけれど――…

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