【完】キミと生きた証
それから二日後くらい。

ようやく体調がよくなってきてベッドの上に座れた。




「お母さん・・・。はやく退院したい。」


「うん。もう少しね。」


「瞬に会いたい・・・。」




こんな真っ青じゃなくて、こんなぼろぼろじゃないときに、瞬と話したい。



「瞬君、来たがってるよ。呼ぶ?」


「ううん、いい。」


「・・・そう。」



体力が落ちてた。


いつまでもぐったりしてた。


だからお母さんもちょっと覚悟決めたのかな・・・。






目が覚めたら、瞬がいた。




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