私の王子様を見つけました
頑張って告白したが無惨に振られた。



酷いことばを言われたけど、その時の氷室拓斗は悲しそうな顔をしていたように思う。


はっきりしたとした記憶ではないが、背中を向けた氷室拓斗が泣いてるように思えたのはどうしてなのか。



氷室拓斗の両親が離婚した事は紗綾姉から聞いた。



その時氷室拓斗の家に行ったけど誰もいなくて、暫く玄関の前で待ったが、夕方まで誰も帰って来なかったと思う。



氷室拓斗が変わってしまったけど、好きと言う気持ちは変わらなかった。



私が近づこうとすればするほど、氷室拓斗は遠い存在になって行く。



高校生の氷室拓斗には何人もの彼女がいた。



それもみんな色白の綺麗なお姉さんたちばかり。



ゴボウの私が近づけるはずもなくて。



それでも氷室拓斗に会いたくて、家の前をウロウロしていると、氷室直人が声をかけてくれた。



氷室直人が好きな気持ちは諦めなくてもいいんじゃないかと、言ってくれたんだよね。










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