宮川修内太の異常な日常~魔女の瞳番外編~
どちらにせよ、魔力が尽きてしまったのだから続きはまた明日だ。

「どうなる事かと思ったけど、何とか最低限の呪眼の扱いはマスターできそうね」

玄関先で見送る時に、メグが安堵の溜息を漏らした。

「デッドゲイトの魔女に師事している人間が、まともに魔術も行使できないなんて問題だわ。デッドゲイト家まで馬鹿にされちゃうもの」

「家名を地に落とさないように頑張るよ」

苦笑いする俺。

「『男に二言はない』…この国にはそういう言葉があるのよね?」

メグがニンマリ笑った。

長生きしているだけあって、日本の言葉もよく知っている。

「じゃあまた明日。夜更かししないで早く寝るのよ」

「わかってるよ、子供じゃあるまいし」

俺は軽く手を振り、四門邸を後にした。















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