小指でつなぐ約束
なんとか、ゲーセンまで走ってきたが、
北条は中へ入ろうとしない。




「って、この時間帯じゃ入るほうがおかしいか…」




今は、お昼の少し前。




こんな時間に学生が入ったらおかしい。




「まー、俺は余裕だけど?」




俺は、北条にバレないようにゲーセンに入った。



「…あいつ、風邪ひかねぇーかな」



いや、なに心配してんだ俺。



北条は、外のベンチに座っていた。



あんなとこでいたら、やべぇーだろ。



「んー、どーすっかなー」




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