Task Force-特別任務部隊-
砲兵基地に戻ると、装備を整えたマットとグライムズが既に待機していた。

「リック・グライムズ特技下士官であります」

マクナイトがハンヴィから降りるやいなや、駆け寄ってきて敬礼するグライムズ。

「早速で悪いなグライムズ、期待しているぞ」

通り過ぎ様にグライムズの肩を叩いて、マクナイトはブリーフィングルームに入った。

「全員揃っているな?」

レンジャーとデルタを中心に構成されたアメリカ軍のタスクフォースを前に、マクナイトは作戦概要を説明する。

「USSOCOM(アメリカ中央軍)から作戦要請があった。我々タスクフォースは、中東某国のハマル・シャリフがいると思われる町にヘリで強襲、拘束を狙う。M1A2エイブラムス戦車と共にシャリフがいると思われる首都へ進撃、所在地を特定し、大兵力を用いて一気に首都へ攻撃を仕掛ける。シャリフも全兵力を投入し我々を迎え撃ってくるだろう。相手の力を見縊るなよ」

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