Task Force-特別任務部隊-
反攻
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」

敵部隊から距離を置き、マクナイト分隊は移動を続けている。

ジェフの爆破が功を奏し、敵部隊は立ち往生。

大部隊であればあるほど、迂回するには時間がかかる。

分隊という小規模の利点は、移動の迅速さにある。

それを最大限に生かし、少しでも距離を稼ぎたい所だが。

「ぐっ!」

グライムズの肩を借りて何とか移動を続けていたマットが、ガクリと膝をついて蹲った。

「エヴァーズマン軍曹!」

彼の重みで共に膝をついたグライムズが、マットを気遣う。

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