Task Force-特別任務部隊-
その頃、アーセナルシップ艦内の独房に入れられたコートニーは、黙々と考え込んでいた。

別の独房に入れられたガイストは無事だろうか。

そしてゴーストは何とか逃げおおせられただろうか。

上手くタスクフォースと合流していればいいのだけれど。

そんな思いを巡らせていた彼女の耳に、足音が近づいてくる。

足音は独房の前で止まり、覗き窓が開く。

そこから顔を覗かせたのは、コートニーが思っても見ない相手だった。

「マット…ッ?」

正確には、このアーセナルシップの警備兵が持ってきた端末機器の小さなモニタに映るマットの顔だった。

「マット、今どこに…?」

『魚釣島での作戦が終わり、帰投する途中だ…知らせを聞いて、驚いている所さ』

モニタの中のマットの表情は、失意に満ちていた。

『コートニー…君達デュラハンが、裏でANに加担していたなんて』

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