Task Force-特別任務部隊-
その時、それは突然起こった。

「!!」

マクナイト分隊を掠める、数発の12.7ミリ弾。

「コンタクト!」

マットが叫びながら、身を低くする。

同時に発砲から身を隠す米兵達。

どこからだ。

どこから撃ってきている?

死角の多いバラックの四方八方に視線を走らせるマット達。

そんな彼らの背後に。

「!?」

オリーブドラブのポンチョを纏った人影が舞い降りてくる!

人影は。

「あぐっ!」

テールガンのグライムズの顎に掌打を打ち込んで容易く跪かせ、続けてマクナイトの右腕を摑みつつ、喉元に掌打を叩き込んで後方に押し倒す!

ゴーストやガイストには劣るが、見事なCQCだ。

そのままマクナイトのM16A4を奪い取って。

「動かないでほしいの…」

抑揚のない声で、周囲を包囲する米兵達を牽制した。

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