Task Force-特別任務部隊-
大至急ヘリに、装甲車に乗り込み、その場を離脱する米陸軍部隊。

『マクナイト中佐、これはどういう事だ!』

すぐにドーベルから無線連絡が入る。

「デュラハンのコントラクターより、現地にMOABが仕掛けられているという情報がありました。万が一の為、我々は一旦安全圏まで離脱します」

『何を馬鹿な事を言っている!そんなもの虚偽に決まっているだろう!至急引き返せ!幹部達の抹殺作戦を実行しろ!』

「もし虚偽ならば、全責任は私がとります。しかしもし本当ならば、多くの部下の命が失われる事になる」

『ならん!すぐに任務を実行しろ!貴様司令官であるこの私に盾突く気か!』

ドーベルは随分とムキになってマクナイトを怒鳴った。

まるで彼らが撤退すると不都合であるかのように。

「どうしたのですか、ドーベル中将」

マクナイトは不信感を募らせる。

「まるで『今すぐ我々が戻らないと都合が悪い』かのようなお言葉ですが…?」

< 409 / 840 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop