Task Force-特別任務部隊-
世界統一政府軍制圧下の都心とはいえ、然程深く敵は浸透していないのか。

倉本達は進藤の案内で、比較的安全にお台場近辺までやって来る事が出来た。

タスクフォースが到着し、戦線を押し返しつつある。

優位とは言わないまでも、拮抗した戦局なのだろう。

まだ望みを捨ててはならない。

「前線基地に到着したら、まず仲間にアンタ達を紹介する。事情を説明すれば、行動を共にする事を許可してくれる筈だ」

進藤が言う。

刑事とはいえ、倉本と巽はたった二人だけだ。

戦術自衛隊やタスクフォースと共に行動できるのは心強かった。

だが。

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