Task Force-特別任務部隊-
レールガンを既存の兵器で破壊する事は、現在のどの軍隊でも不可能だった。

マッハ7で飛来する砲弾、200キロ以上もの超長射程。

接近している間に的にされるのがオチだ。

そこで、世界屈指の潜入任務のプロフェッショナル、ゴーストと、その血を引いた実の息子、フリッケン・ガイストに白羽の矢が立てられた。

世界統一政府軍の所有する超電磁砲搭載のJHSVに潜入、無力化する。

『無力化できれば、破壊しなくても構わないんだろう?』

ゴーストとコートニーの無線に割り込んでくる声。

ガイストだ。

『JHSVを鹵獲してデュラハンの所有にすれば、戦力になる』

「国連に睨まれる事になりそうだな」

ゴーストが呆れたように言った。

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