Task Force-特別任務部隊-
第二次オーバーロード作戦
世界統一政府軍が総力を挙げてアメリカ本土を攻撃している最中に、よもやアメリカ軍とタスクフォース側が世界統一政府軍司令部を強襲するとは思うまい。

この作戦の狙いはそこにあった。

『まさか』『よもや』『思いもよらぬ』

奇襲とは、敵の盲点を突く事にある。

例え少数の部隊でも、敵の意表を突く事が出来れば、それは百万の軍団に匹敵するのだ。

「アンタは鬼才だな、マクナイト中佐」

MC-130コンバットタロン輸送機の機内で、ゴーストが葉巻の紫煙をくゆらせながら言う。

「伝説の幽霊に誉めて頂けるとは光栄だな」

そんな風に呟いた後。

「時間だ、総員降下準備!」

マクナイトはフリッツヘルメットを目深に被った。

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