Task Force-特別任務部隊-
アメリカ軍は上陸開始に先立って、海岸付近の世界統一政府軍を攪乱し、反撃行動を妨害し、上陸部隊の内陸進攻を容易にする為の攻撃を開始。

SEAL、レンジャー、デルタフォースの米陸海軍混成部隊と、デュラハンがイギリス海岸線一帯に降下作戦を開始した。

午前0時10分過ぎ、最初に活動を始めた部隊。

彼らの主任務は、内陸進攻に必要な2つの橋の占領確保、そして作戦の最も困難な部分は4門の大口径砲を備えた砲台陣地の無力化であった。

これらの砲は上陸部隊に対する脅威と見なされており、遅くても午前5時30分までに無力化せよと命令されていた。

4255名の空挺師団は橋と砲台の周辺にパラシュートで強行降下・着陸を試み、作戦を開始する。

橋は短時間で確保する事ができたが、砲台陣地の攻略は困難を極めた。

襲撃に先立ち0時30分から行われた砲台陣地への予備爆撃は砲台を1台も破壊できず、予備爆撃の最中に着陸する筈だった空挺師団に火力を増強する為の装備を満載した隊は1機も到着できず、砲台陣地を攻撃する予定の部隊700名は広い地域に散らばってしまった為、指揮官のマクナイト中佐の元に集合できたのは僅か150名であった。

この不利な状況にもかかわらず部隊は勇敢に攻撃を開始し、約70名の死傷者を出しながら午前5時15分には砲台陣地は破壊され、任務達成を知らせる黄色い信号弾が打ち上げられた。

砲台守備兵200名のうち、生存者は22名だけだった。

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