二重少女
自分と自分
「明那おっはよ〜!」
「あ、咲おはよー」
家を出て学校に向かってる途中、親友の咲に会った。
「今日もいい天気だね~」
「そうだねー」
「あ、ねぇ!今日授業サボっちゃわない?」
「え?……アタシは別にいいけど、急にどうして?」
「こんな天気のいい日は屋上で日向ぼっこするのが一番!」
「んー…そうだね。分かった、アタシも付き合うよ!」
「それでこそウチの親友!つかどーせこんな学校の授業出たって仕方ないしね〜」
「うん」
こんな学校とは、不良校でありアタシ達が通ってる“鈴杜高校”通称“鈴高”のことである。
アタシはワケあってこの鈴高に通っている、咲とは入学式で最初に友達になった。
「なら早速屋上にGO!!」