俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
そう言って、大高は、社長室を出ていった。


「社長、何で、舞さんとの事、

ちゃんと話をしなかったんですか?」


「…色々と、複雑な親子関係なようだからだ」

「…言い訳ですね」

そう言ってクスクスと笑う長嶋を、英志は一瞬だけきっと睨むと、

気を取り直して、仕事に取り掛かった。



…舞を、この手に取り戻すのは、

容易でない事に、英志は、溜息をついていた。
< 118 / 277 >

この作品をシェア

pagetop