結びの魔法
「わしは、グシ・コルネドだよ。君らは・・・そうそう地球人だね!」
そう言って手を打った。
「はぁ・・・。えと、そうですが・・・あなたも地球人ですよね?それにここはどこでし
ょ・・・。」
「いやぁ!実に懐かしいな!ではあれかい?テリーの石版から召還してきたんだろ
う?」
秀が質問を終える前にグシさんは興奮した様子でよく分からないことを言い出した。テ
リーの石版・・・ん?石版・・・?
「あの、テリーの石版って、あの森の前にあるあれですか?」
僕は話が切れた隙間を見計らって質問してみた。
「おや、知らなかったのかかい?そうだよ。あれはテリーの石版さ。昔腕のいい錬金術
師と召喚師のテリー兄弟が作ったのさ!」
ますます訳が分からない。錬金術?召喚師?そんな日本語はまだ習っていない。
「あのぉ~。僕ら間違えてここに来てしまったようなんですが・・・、はい・・・多分・・・。」
「えっ!?」
グシさんは硬直した。今までべらべらと話していたことはまったく意味がなかったこと
になってしまいとても困っている。
「すみません。初めに言っとくべきでした。僕らはうやむやにここに来てしまったんで
す。なのでまったく状況が飲み込めません。なので僕らにも分かるように説明していた
だけますか?」
と丁寧に聞いてみる。グシさんは少し残念そうな顔になる。
「ごめんね。勝手に話を進めて。まずこれを食べなさい。体力を使っただろうに。」
そう言われて気がついた。今さっきまで満腹だったのに、今ではとんでもない空腹にな
っていた。
「うわぁ。おいしそう!これ、なんていうの?」
陽がいい匂いにつられて目を覚ました。そして聞いていたのかいなっかたのかグシさん
に勢い良く質問した。
「はは。元気のいい子だね。君達も敬語は使わなくてもいいよ。子供はこうでなくちゃ
ね。これは家で育てたゼリーラビ煮さ。」
と自慢げに話してくれた。
「へぇ。聞いたことないなぁ。でも心なしかウサギに見えなくないような形してるよ
ね。」
そう言って手を打った。
「はぁ・・・。えと、そうですが・・・あなたも地球人ですよね?それにここはどこでし
ょ・・・。」
「いやぁ!実に懐かしいな!ではあれかい?テリーの石版から召還してきたんだろ
う?」
秀が質問を終える前にグシさんは興奮した様子でよく分からないことを言い出した。テ
リーの石版・・・ん?石版・・・?
「あの、テリーの石版って、あの森の前にあるあれですか?」
僕は話が切れた隙間を見計らって質問してみた。
「おや、知らなかったのかかい?そうだよ。あれはテリーの石版さ。昔腕のいい錬金術
師と召喚師のテリー兄弟が作ったのさ!」
ますます訳が分からない。錬金術?召喚師?そんな日本語はまだ習っていない。
「あのぉ~。僕ら間違えてここに来てしまったようなんですが・・・、はい・・・多分・・・。」
「えっ!?」
グシさんは硬直した。今までべらべらと話していたことはまったく意味がなかったこと
になってしまいとても困っている。
「すみません。初めに言っとくべきでした。僕らはうやむやにここに来てしまったんで
す。なのでまったく状況が飲み込めません。なので僕らにも分かるように説明していた
だけますか?」
と丁寧に聞いてみる。グシさんは少し残念そうな顔になる。
「ごめんね。勝手に話を進めて。まずこれを食べなさい。体力を使っただろうに。」
そう言われて気がついた。今さっきまで満腹だったのに、今ではとんでもない空腹にな
っていた。
「うわぁ。おいしそう!これ、なんていうの?」
陽がいい匂いにつられて目を覚ました。そして聞いていたのかいなっかたのかグシさん
に勢い良く質問した。
「はは。元気のいい子だね。君達も敬語は使わなくてもいいよ。子供はこうでなくちゃ
ね。これは家で育てたゼリーラビ煮さ。」
と自慢げに話してくれた。
「へぇ。聞いたことないなぁ。でも心なしかウサギに見えなくないような形してるよ
ね。」