下僕お断り!






教室に戻ろうとした私を、矢吹は無言で保健室へ引きずり込んだ。

結構乱暴な引きずり方だったから、上履きのゴム部分が削れた気がする。

でも、文句を言える雰囲気でもなかった。




いすに座った私の、ちょっと赤くなったほっぺと、痕のついた手首を見て。

驚くことに、泣きそうな、苦しそうな顔をしたんだ。




「なっ矢吹、どうしたの?どこか痛いの?!」





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