下僕お断り!
「お、お前。矢吹の下僕ちゃんじゃーん」
オレンジさんが声をあげる。
「私はあんなヤツの下僕じゃないっす!」
即座に否定。
絶対そんな認識をされるのはやだし!
「だって、口悪いしむかつくし、そもそも下僕じゃないし!」
「話分かるジャン、ポニテちゃん」
ピンクさんがカラカラと笑った。
赤髪さんが口元を歪めて、急に語り出した。
「アイツは本当邪魔だよ。努力もしねえくせにいつも俺らより勝って、なんでもかんでも凡人を鼻で笑うんだヨ。天才様は楽でいいよなぁ」