下僕お断り!
「すいませ、ん……」
「どこ見て歩いてんだよ、オイ?」
あっ。
あ……。
「頭が真っ赤だ!」
頭が真っ赤だ!!
「ああん?」
はっ、思わず口に!
「すみません」
頭を下げて、スカートの砂をはらいつつ立ち上がる。
目の前には、髪の真っ赤な不良さん。先輩……かな。
後ろにはピンクとオレンジの頭が二人いる。
染めるの…勇気があったんだろうなぁ……。
なんか、もう。
鮮やかな赤だ。すごいキレイ。