下僕お断り!
「あいつ、口は悪いけどなんだかんだで優しいし、別に天才ってワケでもないっすよ。普通に勉強してるし、仕事もしてるし、努力もしてる」
・・・月花が言った。
何、それ。
何で、お前がそれを知ってるの。
何で、月花がそれを知ってくれてるの。
「なんか嫌なやつだけど、でも悪人ではないっす」
悔しいけど、それは認めてます、と月花がいった。
みてくれてる人が、居た。
俺の事、ほんとうに見てくれてた。