下僕お断り!
「お疲れ様ぁ、カッコ良かったわよ?」
席に戻ると、市ノ川さんがお茶を持って待っていてくれた。
「ありがとうございます。…って矢吹は?」
お茶を受け取って席に座ると、隣のアイツが居ないことに気が付く。
ちょうどその時、プログラムのアナウンスが入った。
『次は、借り物競走になります――』
「ああ、アイツ借り物競走に出るんだっけ」
確か、そんな気が。
「あ、はじまってるよ」
じんたの指さす方向をみると、すでに矢吹は走り出していた。
もちろん一番に到着して紙を拾っている。
1500mを走ったとは思えない余裕っぷりだなぁ。