遠くにいる君に。






「だよな。2階につく途中、和泉に電話である程度教室の場所は聞いてきた。




たぶん、本当の本当に使われていなくて、人が立ち寄らない場所は─────────社会科準備室だな。」






ごくと日向が息を飲む音が聞こえた。





「─────行こう。」





自分でもびっくりするくらい、静かな声だった。




麗奈ちゃんと梓ちゃん、それにみやびちゃんに、



怒りなんて通り越して呆れも、湧いてきたみたいに。



止めようとしてくれていた穂香ちゃんにも、もうちょっと本気で止めてくれればよかったのに、と怒りさえ湧いてくるぐらいには、





私は怒っていた。






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