遠くにいる君に。
病院の玄関から受付まで全力で走った。
「か、神崎、結菜!ってやつ、どこですか!」
言い方は多少荒かったかもしれない。
「…は?」
「神崎結菜です!この病院に運ばれてきた!」
「ああ、急患の!ええと、2階の203ですね。」
「ありがとうございます!」
病院内は走らないでください!そんな看板も見えたし、看護婦の声も聞こえた。
でもさ、大切な人の、大変なときに、
どうやったら、ゆったり歩いていけんだよ?
知ってるやついたら、教えてくれよ。