大きな木
第三章
私は人波にさらわれて、防空ごうに入りました。

それでも暑くてみんなも防空壕から出ていきました。

私もでて行きました。

すると、私の家はありませんでした。見えるのは赤い火だけでした。

火をよけて進みました。戦争をうらみました。人をうらみました。

私はもう走れない。


私に火がつきました。

熱い.....熱い.....熱い.....赤い.....赤い.....

私はだんだん燃えてきます。

なんでなのかわからないけど、今までの生活が目に浮かびます。不思議な感じです。
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