恋したいお年頃!
新しい日の始まりは!
ジリリリー

私のお気に入りである、イチゴの目覚まし時計が煩い音を部屋に響かせる。

「うーんあと50ぷぅーん」


あたしはそれを無視して二度寝する。


「玲奈ー早く起きなさぁーい!」


二度寝をしようとすると私のお母さんは
タイミングよく起こして来る。

これはいつもの事。でも一つだけいつもと違うことがある。


「おかーさんおはよう。今日も涼太来てないの?」

いつもは私が起きる前にちゃっかりとダイニングテーブルで朝ごはんを食べてる涼太がここ最近来ないのだ。

「来てないわよ。どうしたのかしら涼太君。あんた達ケンカでもしたの?」


ケンカなんかしてない。こっちが来ない理由を聞きたいぐらいだ。

「ケンカなんかしてないよ。」
< 4 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop