甘いキスのねだり方
「できるよ! /////」



目を見なくていい分

耳元で言った方が楽だ




ぐいっ



手を弥彦の首に回したまま

膝を少し立てて


あたしの息が

弥彦の耳にかかる距離まで近づく




弥彦の髪から

あたしと同じシャンプーの匂いがする



練習してるだけなのに

なんでドキドキしちゃうの?


こんなヤツに…/////



早く終わらせてやる!




「キス…


し…










…」





「朝日…?」
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