雨降る夜はあなたと共に





ゴロゴロと嫌な音がする。


その度に体を震わせた。



そんなとき



「雷が怖いだなんて可愛いなぁ、抱きしめてあげようじゃないか、さぁ俺の胸に飛び込んでおいで」



場の空気も読めない男の声



「では遠慮なく、今からあなたの胸に右ストレートが飛び込みます。」



「いいよ、全身全霊で受け止めるね」



「チッ…」



いつからいたんだと思えど、部屋の合鍵を持っているのだから驚くことはない。






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