守ってダーリン!
「安心した?」

甘みを帯びた低い声。

優しく微笑むその顔は、いつだって、私の心を溶かしてしまう。

全てを見透かされているようで、なんだかとても悔しいけれど。


(そんな顔されたら・・・認めることしかできないよ。)


「はい・・・。」

私が頷くと、市谷さんは「よかった」と言って安堵したように微笑む。

「また、その・・・傷つけたと思って。もう、来てくれないかと思った。」

「え・・・?」

「毎日来てくれてたのに、来なくていいなんて言われたら・・・当然、傷つくだろ。

もちろん、来てくれてうれしかったし、会いたいとは思ってたけど。

その・・・・・・強がりっていうか・・・。

ここ何日か里佳さんに会えなくて、本当に、自分の言葉を後悔した。

・・・ごめん。」

潤んだような瞳で言う彼に、切なくて甘い痛みが胸に走った。


(市谷さんも、会いたいって・・・そう思ってくれてたんだ。)


切なさとともに感じる、うれしい気持ち。

心の中のもやもやとした感情は、全て甘く溶けていく。

「・・・それも、もしかして作ってきてくれた?」




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