守ってダーリン!
そう言うと、涼子さんは口元を上げてにっこり笑う。


(そっか・・・市谷さんは、直哉くんなのか・・・。)


そんなところに、なぜか新鮮な驚きを感じてしまう。

「とりあえず上がって?」

涼子さんに促され、靴を脱いで家に入ると、私はお土産の箱を手渡した。

「あの、これ、よかったら。」

「きゃー!ありがとうー。モモンガ堂のだ!もしかしてプリン?」

「はい。近所でおいしいって評判で。」

「うん。前に友達にもらったことがあるんだ。私大好き!ありがとう。」

満面の笑みで受け取ってくれた涼子さんの背後から、突然、「おおっ!」という声が聞こえた。

「里佳ちゃんだよね?こんにちは。兄の卓哉です。」

ひょっこりと現れた声の主は、市谷さんと同じ顔の、にこやかな男性。


(わ!お兄さんだ!本当によく似てる!!)


雰囲気はだいぶ違うけれど、顔立ちは本当にうりふたつ。

「こんにちは。初めまして。」

ぺこりとお辞儀をすると、卓哉さんは「ふーん」と言いながら、私の顔を覗き込む。

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