守ってダーリン!
(これが毎日か・・・。子育てって、大変そうだ・・・。)


母である涼子さんを尊敬のまなざしで見つめていると、市谷さんが私の肩に手を置いた。

「そろそろ帰ろうか。」

窓の外は、だいぶ薄暗くなっている。

そろそろ夕飯の時間になりそうだ。

「そうですね。」

頷いて立ち上がろうとすると、翔くんと陸くんが「やだー!」と言って駄々をこねだす。

「こーら!二人とも、困らせないの。」

涼子さんが二人に声をかけるけれど。

「でも、やだ!」

拗ねて泣き出しそうな顔をする二人に、私は「ごめんね」と言って声をかける。

「また遊びにくるから。そしたら、またあそぼ?」

「・・・ほんと?」

「うん。約束。」

そう言って小指を差し出すと、二人で一緒に自分の小指を絡めてくれた。

『指切りげんまん』の歌を歌い終わると、少しだけご機嫌になる二人。

「じゃあ、またね。」

立ちあがると、私の足をつかんだ翔くんに、キラキラとした眼差しを向けられた。
< 210 / 330 >

この作品をシェア

pagetop