元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~
「彼女は倉片清美(くらかた・きよみ)ちゃん。
“きよみ”だから、キヨちゃん」
「初めまして!
倉片清美です!
気軽にキヨちゃん呼んでください!」
「キヨちゃん。
彼女は玉置紅羽」
「玉置紅羽です・・・」
待て待て、澪鵺。
何故私のこと、
彼女って紹介しないの・・・・?
私は、澪鵺にとって、何?
クラスメイト?
顔見知り?
ゴミとかクズとか言っちゃうの!?
それは・・・ヒドい。
「玉置先輩は、カンちゃんの彼女さん?」
キヨちゃんは名前の通り、清らかな笑顔を向ける。
私は澪鵺を見た。
澪鵺はキヨちゃんを見て笑った。
「違いますよ。
彼女はボクのクラスメイトです」
その瞬間、
私の中で、
何かが、
壊れた―――・・・。