元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~







「頑張れよ」



すれ違いざま、澪鵺は呟く。

反射で振り向くと、澪鵺は笑った。




「ありがとうっ澪鵺!」



思わず叫ぶと、澪鵺は苦笑した。

花菜も知紗も恭真も総司も、苦笑している。




「はいっ。
今名前呼ばれました、玉置紅羽っていいます。
私も1年生で、よく知らないこと多いんですけど、皆して協力すれば何とかなると思っています。
私は成績が澪鵺、じゃなかった神崎くんと違い、最下位スレスレなので、あんまり生徒会には向いていないかな思いますが、勉強も生徒会の仕事も頑張りたいです。
どうか皆さん、温かい笑顔で、私を見てくれればな~って思います!」



笑いながらも、皆拍手をしてくれた。

拍手してくれる人の中には、倉片先輩もいる。



『では続いて、会計・逢沢知紗さん』

「はい」



知紗は地毛の金髪を揺らしながら、堂々とステージへ向かう。

すれ違いざま、頑張ってと言ってあげた。

知紗は微笑んで小さく手を振ってくれた。



「逢沢知紗です。
始めに言っておきますが、チサは玉置さんと違い“私”などと女の子らしいことは言えません。
いつも通り、チサと自分のことを言って行こうと思います。
そしてチサのこの髪は地毛です。
何度も先生方に注意されましたが、チサの親は外国人なので、受け継いだ純粋な金髪です。
色々文句がある人は、どうぞいつでも言いに来てください!」




ち、知紗男らしい!

かっこいいなぁ~。







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