undying love 〜永遠の愛〜


「あぁ…この真ん中のハートの石はタンザナイト…友里の誕生石だよ」

『えっ?トルコ石じゃないのー?』

サファイアほど青くなく、かと言ってアメジストほど紫でもない、中間色のタンザナイト

「12月の誕生石はタンザナイトもあるんだ。トルコ石より透明間があって、キラキラ光るから…友里にはこっちが似合うと思って」

シルバーの台にハートで作ったタンザナイト、両脇には一回り小さいハートのダイヤを逆さに置いたデザイン

『そうなんだ…嬉しい!』

「両脇はダイヤで…一応俺の誕生石だけど…はじめからダイヤは入れるつもりだったから。…気に入ったか?」

『ダイヤ!?すっごーい…ありがと…』

本気でイミテーションかと思ってたのか…
フッ…可愛いな…これは惚れた弱みか?

「あぁ…じゃあそろそろ帰ろうか」

キラキラした友里の笑顔を見ながら俺達は手を繋いで海を後にした


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