undying love 〜永遠の愛〜

−真実−



「友里?どうした?」

海から帰ってきて部屋に入っても、落ち着きのない友里をソファーに呼んで隣に座らせた

『雅也…お風呂沸いたから……』

「うん。入っておいで?」

いつものように風呂に促すと、友里は戸惑いながら俺の手を握った

『…ッ…一緒に…』

「……んっ?」

『…一緒に…お風呂入ろ?』

どんな顔をしてたんだろう…
友里の言葉を噛み砕くのに時間がかかった

『…やっぱ一人で入る!////』

そう言って立ち上がった友里を抱きしめた

「…いいの?」

マジ?今日?うっわー…大丈夫かな…

有り得ないぐらい鼓動が速くなって、めちゃくちゃ嬉しいんだけど…それを悟られないようにいつもの調子で問いかけた

コクッと小さく頷いた友里の額にかかる髪をあげてキスをした

「…無理しなくていいぞ?大丈夫なのか?」

念のため…瞳を見つめながら言うと、返事なのか…友里は頬を赤く染めながら、唇に軽く触れるキスをしてくれた


< 80 / 132 >

この作品をシェア

pagetop