生意気な後輩とドSな先輩と優しい幼なじみ


そう言うと遥は私の前髪を上げながら顔をのぞき込み、あまりに顔が近かっくに来たものだから顔が真っ赤になってしまった。



「はっ、ひゃっるぅぅかぁっ!?」


遥はクスリッと笑うと「下で待ってるね」と一階に降りていってしまった。



「恥ずかしいじゃんっ…早く準備しよう。」



制服を着替え終えて鞄を持って下へと降りていくと遥はお兄ちゃんとお母さんとで朝食を食べていた。



あんたは、うちの家族かい?
幼なじみでしかも家が隣でこんなにも親しい仲ならば家族だとは思ってしまうけどね。



「華、ほらココ座って?俺もちょっとは手伝ったんだよ!」


遥は自分の隣の椅子を引いて嬉しそうに朝食を作った事を説明しながら自分の椅子に座った。


< 2 / 14 >

この作品をシェア

pagetop